レビュー

「GANTZ」「ゴールデンエッグス」「メタルギア」シリーズの小島プロダクションなどが作り出した圧倒的クオリティのアイアンマンフィギュアいろいろ


GANTZ」の奥浩哉氏や「The World of GOLDEN EGGS」の文原聡氏、キャラクターデザイナー韮沢靖氏、海洋堂など、著名な日本と海外のアーティストが多数参加し、映画「アイアンマン」の主人公であるアイアンマンのフィギュアをリデザインしてカスタマイズを加えた企画展示が、フィギュアメーカー「ホットトイズ」の設立10周年を記念するイベント「HOT TOYS 10th ANNIVERSARY EXHIBITION」で行われました。

というわけで、さまざまなアーティストによってカスタマイズされたアイアンマンたちの様子は以下から。株式会社ホットトイズジャパン
http://www.hottoys.jp

会場の東京国際フォーラム。


展示ホール(1・2)で開催中。このときはまだ準備中だったので、ゲートは封鎖されています。


10周年記念イベントのポスターが掲示されています。


ゲートをくぐると、ホビージャパンなどからのお祝い花が。


会場までの通路はライトアップされ、左右のボードにはさまざまな映画のキャラクターがプロジェクターによって映し出されています。


会場の中の様子。すごい数のフィギュアが、ガラスケースに入って展示されています。ちなみにこれは開会一日前の様子なので、一般のお客様はまだいません。


これが企画展示のベースとなる、ホットトイズのアイアンマン。


極めて精巧に細部までが再現されています。


そして各アーティストたちの作品。「メタルギア」シリーズの小島プロダクションより、新川洋司氏の「ニンジャ」。メタルギアシリーズに登場する「サイボーグ忍者」をモチーフに、アイアンマンが大幅にカスタマイズされています。


ホットトイズのキーメンバーでもあるJC.ホン氏による作品「ゴッド」。言わずとしれたブルース・リーのシンボルであるトラックスーツのデザインを模したカラーリングで、ポーズも表情もブルース・リーになりきっています。


アメリカのヒース・ハモンド氏による作品「キャスタウェイ」。人類が月に降り立った歴史的瞬間とアイアンマンのコラボレーション。アーマーにはNASAのマークが。


日本のフィギュアメーカー、マックスファクトリーからは代表のMAX渡辺氏の作品「死地」。迷彩柄のスーツに防弾チョッキを着込み、一部にダメージを受けた状態のまさに死地に立つアイアンマン。


ウィンソン・マー氏の作品「アイスマン」は、氷山での戦闘に特化させたかのような寒冷地仕様。カラーリングだけでなく、装備も大幅にカスタマイズされています。


PEIPER氏の作品「アイアンクロス」。真っ黒なマントと腹部にはショッカーのシンボルマークという、仮面ライダーの敵役のようなアイアンマン。


ケニー・ウォン氏の作品「コッパーキング」。古代の王朝を思わせる青銅色のボディと大げさ過ぎる王冠。手鏡を使って冠が似合っているか確認しているようです。もちろん手鏡には実際に反射する鏡がはめ込まれており、後ろからのぞき込むと顔が映っているのが分かります。


「GANTZ」の奥浩哉氏による「アイアンマン・ガンツエディション」。「GANTZ」の作品中に登場するバトルスーツをモチーフにしたアイアンマンです。カラーと細部の造形も漫画のスーツそっくり。装備も作中に登場する武器を持っています。


こちらもホットトイズのキーメンバー、日本オフィスCEOのフランク氏による作品「愛マン&LOVEマシーン。」。なんだかいろいろと間違っている気がしますが、フランクのユーモラスな人柄と日本への愛があふれ出してしまったような作品です。


ララ作「アイアンマン・アンダー・アシッドレイン」。傘を持っていますが、だいぶ酸性雨を浴びてしまったらしく、足がさび付いてしまっています。


これが韮沢靖氏の「アイアンマン・ディアボロス」。韮沢氏独特のモンスターチックな腕と手。不気味な雰囲気のアイアンマンに仕上がっています。


ホー・ロク・ミン作「アンアースド・レリクス・アイアンマン」。遺跡から発掘されたアイアンマンというシュールな状況。


アンソニー・メスタス氏による作品「ヴィクトリー」。日産カラーのまるでF1マシンのようなアイアンマン。胸には昭和シェルのマークが。


ウルトラマン氏による「ウルトラアイアンマン」。鉄腕アトムのような手足と頭の形ですが、カラーリングの問題か悪役にしか見えません。


「The World of GOLDEN EGGS」の文原聡氏による「アイアンマニア」。今にも口がカクカク動いてしょーもないことをしゃべり出しそう。


エリック・ソー氏による作品「ソー・ファン」。かわいらしい表情のトニー・スタークと、反対に鬼のような形相のアーマー。


キタイシンイチロウ氏による「アイアンマシーン&アイアンマントーフ」。頭が豆腐のように四角くなってしまったアイアンマンと、小さなトニー・スタークが肩に乗っかったちょっとレトロな味わいのアイアンマシーン。


ポール・ラング氏の「マリンタイプ・アーマー・ローデッド」は水中戦仕様でしょうか、各所のパーツの形状が変わり、背中にはロケット砲のような武器が装着されています。


ジェシー・リンカーン作「ランチ・ブレイク」。まるで工事現場の重機のようなデザイン。ウィーン、ガシャン! という重たげな音が聞こえてきそうです。


福島県のフィギュア・ガレージキットメーカーM1号より、代表西村祐次氏の作品「アイアンマン 和&スペースチタニウムカラー」。戦国時代の具足をイメージしたようなフォルムのアイアンマン。形状は同じですが、未来的なカラーリングのスペースチタニウムカラーとの対比が印象的です。


ジェーソン・シュウ氏による「ムーンスピーカー・バトルスーツ」。もはや原形がアイアンマンであったことが分からないくらいのカスタマイズっぷりです。


ジェイ・オー氏とケルビン・サゥ氏による「アイアンマン フィーバー」。肩には漢字で「狂熱」の文字が。足には「無敵無我」と書かれています。


ウィリアム・ツァン氏による「アイアン・スカルプチャー」。ロダンの彫刻のような雰囲気が漂います。


エレファンソ・ラム氏の作品「デビル・アイアンマン」。骨とトゲがデザインされ、敵役のような格好に。


ドック・ドック・デザインのヴィンセント氏とラン氏による「ワッツネクスト」。枯れ木に腰掛けるアイアンマンが、植物の新芽を手にとって眺めています。良く見るとアイアンマンの口にはガスマスクが。


ウーダイ・シグオ氏による「ディスバードン・ウェイト」。役目を終えたアーマーという意味でしょうか、灰色に染まった風景に一体化するアーマーが神秘的な感じがします。


デレク・クォック氏の「モスマン」。モスグリーンのカラーリングに、重装備が施された戦闘的なアイアンマンです。


最後に海洋堂の宮脇修一氏と大津敦哉氏、山口勝久氏による「アッセンマン&アンティークマン」。アッセンマンはこれでもかというほど重装備のアーマー。フロム・ソフトウェアのゲーム「アーマードコア」に登場する機体のような雰囲気。アンティークマンはその名の通り、年季を感じさせるサビと汚れが見事に表現されています。2体ともさすが海洋堂といえる作品です。

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in レビュー,   アート, Posted by darkhorse_log

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